移植コーディネーター
臓器移植コーディネーターとは?
臓器提供を遂行するには、ドナーとなる患者様が入院する医療機関だけではなく、その他多くの関係機関・施設との調整が不可欠です。臓器移植コーディネーターは、そのような機関・人々と協働して一連のプロセスを調整し、まとめあげる「要(かなめ)」としての役割を果たします。臓器移植の円滑な実施、患者一人一人の移植医療に関する4つの権利を最大限に尊重するために日々活動しています。
臓器移植コーディネーターには、大きく分けてドナー側(臓器を提供する側)のコーディネーターと、レシピエント側(移植を受ける側)のコーディネーターがいます。ここでは、ドナー移植コーディネーターについて主に説明していきます。
ドナー移植Coには、あっせん機関に所属するCoと、あっせん機関から臓器あっせん業の一部の委嘱を受けた都道府県Co、提供施設に所属しそれぞれの職種と兼任する院内Coがあります。
【あっせん機関所属Co】
あっせん機関に所属するCoには、日本臓器移植ネットワーク(以下JOT)に所 属するCoと、地区ブロックを担当するドナー関連業務実施法人に所属するCoがいます。(静岡県に関連する法人としては、東海北陸ブロックで立ち上がった、愛知県を拠点とした法人(CODA)所属のCoがここに該当します。)
【都道府県Co】
各県により都道府県Coの所属は異なりますが、静岡県移植Coは、公益財団法人静岡県臓器バンク (※2026年度~静岡県臓器バンクから名称変更)に在籍し、静岡県知事・あっせん機関の双方から委嘱状を受け県内の臓器提供事例、啓発活動に専任で従事しています。
【院内移植Co】
静岡県の院内移植Coは、所属する病院長からの推薦を受け、県知事からの委嘱状を得て1年任期で兼務にて活動しています。職種は看護師・臨床工学技士・MSWなど、その所属も様々です。
※2025年10月のガイドライン改正により、今後は臓器提供の承諾手続きができる院内Co(認定院内Co)が誕生するなど、その役割の重要性が高まっています。都道府県臓器移植コーディネーターの活動
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普及啓発活動
- 医療者向け:勉強会の開催・シミュレーション実施など
- 一般の方向け:カード配布・市民公開講座の開催など
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あっせん事例対応
- ポテンシャルドナー情報の受信(提供情報から適応評価)
- ポテンシャルドナー家族との面談(臓器提供の説明と承諾書作成など)
- ドナーの医学情報収集
- 臓器摘出に向けた院内調整
- 摘出記録作成
- 臓器搬送調整(県内)
- 家族対応(提供プロセスにおける支援・移植後報告の実施など)
現在、日本の移植医療体制は大きな変革期を迎えています。今後も国の動きを注視しながら、移植Coそれぞれが協力していく必要があります。